樹種についてのマメ知識
和室では木を見せることが重要視されています。日本ならではの建築法ですね。したがって、 それぞれの木がどのような木目を持つかよく理解して使うととても美しい和室ができあがります。また、 洋室でもそれぞれの木の特長をよくしって使うと、それだけでデザインの一部として仕上げることも可能です。
|
||
|
|
|
準備中 | ベイヒ(米桧) | オレゴン州からカリフォルニア州にかけて分布します。国産の桧によく似た木目となります。
用途:建築、家具など、国産桧の代替えとしてよく利用されます。 |
準備中 | 米杉・ウェスタンレッドシーダー | 杉と呼ばれていますが、杉の仲間ではありません。ネズコという木の仲間です。色が杉に似ていることからこの名前がつけられています。
心材と辺材の色の差がはっきりしていて、心材は赤から黒ずんだ部分や褐色の部分などがあります。年輪ははっきりとしています。 用途:主に建築(屋根、外壁、内装など) |
準備中 | ベイモミ・ファー | 10種以上のモミの総称。
心材はほとんど白色で、辺材との色の差はあまりありません。耐朽性は低いため、地面に接するかそれに近いところへの使用は避けた方がよい。 用途:建築、建具、パルプなど |
![]() |
スプルース | 北米西岸沿いに分布します。
心材と辺材の色の差はほとんどありません。全体に白色から淡黄褐色。年輪はあまりはっきりしていません。音響特性がよいため楽器などにも多用されます。 用途:建築、家具、建具、楽器(ピアノの響板など) |
![]() |
米松・ダグラスファー(ピーラー) | 北米、西岸に分布します。松と呼んでいますが、松の仲間ではありません。トガサワラの仲間です。
心材は黄色もしくは黄色みを帯びた赤褐色から赤褐色。辺材と心材との色の差ははっきりしています。やにを多く含み時間とともにしみだしてくる。強度が強いこともあり、梁、桁などに利用されることが多い。日本では米松の柾目のきれいなものを特にピーラーと呼びます。 用途:建築(梁、桁など)合板(ベニヤ)、建具など |
準備中 | サザンイエローパイン | 北米南部を中心に分布。
辺材は黄白色、心材は赤褐色。やにを多く含む。 用途:建築(桁、梁など)、パルプ、合板(ベニヤ)など |
準備中 | ロッジポールパイン | 北米、中西部に分布します。
心材と辺材の色の差はあまりはっきりしていません。心材は淡黄色から淡黄褐色で、辺材は黄色みを帯びた白色。やにを多く含み、時間とともにしみだしてくる。 用途:枠材など |
準備中 | 米栂、ヘムロック | 北米西部に分布。
国産の栂に比較すると、年輪の間隔が広いが、木材の性質としては似ている。心材と辺材の色の差ははっきりしていない。白色、黄白色。しばしば入皮とよばれる部分が見られる。耐朽性は低い。安価なため一般の住宅によく利用されているが、強度などの点では他に劣ります。 用途:建築(柱など、薬品注入などの処理をすれば土台にも利用することがある)、パルプ、など |