木についての豆知識

木材の価格について

木材の価格ほどわかりにくいものはないかもしれません。なにしろ同じ木なのに場合によっては1桁も2桁も値段が異なる場合さえあるからです。

木材は天然のものです。したがって、1つとして同じものはありません。また古くから日本では木目の形状・分布などの美しさを評価し、それによって木材の価値を決めることが行われてきました。また、木目が特殊な形状・分布をしていた場合には銘木といわれ、珍重されたりもしました。もちろん銘木は木目だけでそう呼ばれるわけではありませんが。したがって、1つとして同じもののない木目に対して価値を見いだしているために1つとして同じ価格がないともいえます。現実問題として、大きく分けると次のような分類がなされています。

一等 通常の木材 節などがあり片端はいくらか丸みがある 安価です
特一等 通常の木材 節などがあるが完全な柱形状(丸みがない) 比較的安価です
小節 節はあるが小さい。 かなり高価です
上小節 節はあるが小さい。10円玉以下の大きさで数個以下 相当高価です
無節 視認される節はない 高価です
二方無地 視認される節が隣接される2面にない
三方無地 視認される節が3面にない
四方無地 すべての面に節がない もっとも高価です

これらは長さ太さなどによってさらに分類されます。なぜなら節のない木材は短いものは比較的とれやすいですが、長いものは大変まれになるからです。また、太い木材は成長に時間がかかるため貴重なものとされます。

いずれにしても同じ名前の木だからといって、たとえばヒノキだからといって高級とは限らないことはおわかりいただけたでしょうか。もちろん、同じクラス同士で比べれば、桧は高級です。

この点に注意しないと大きく見誤ることになりますから注意しましょう。たとえば、セールスマンが「うちの住宅は桧をつかっているから高級ですよ」といったって、かならずしもそうとは限らないのがわかります。かならず、内容をよく確認してください。